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福田首相は9月12日に召集される臨時国会の所信表明演説で、基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)を11年度までに黒字化する財政再建目標の堅持を改めて表明する方針を固めた。与党内に景気対策を優先して目標時期を遅らせるべきだとの声もあるなか、財政健全化路線の堅持を強調して「バラマキ」圧力をかわす必要があると判断した。

 政府・与党が29日に決めた総合経済対策で、公明党の要望を受けて定額減税の年度内実施を明記した。減税規模は年末に決めるが、財源として赤字国債発行に踏み切れば黒字化目標との整合性を問われることは必至。首相が目標堅持を改めて明言することで、減税規模をめぐる論議にも影響を与えることになる。

 政府は小泉政権下で策定した「骨太の方針06」で、11年度までにPBを黒字化するという目標を設定。福田首相もこれまで「歳出削減は厳しいことだが、将来世代のためにも、ここで改革努力をやめてはいけない」と堅持を訴えてきた。

 しかし、総選挙をにらみ、政府に対する財政出動圧力は強まっている。自民党の麻生太郎幹事長は今月5日、「PBを優先させるために景気がさらに悪くなるというのはとるべき選択ではない」と述べ、目標年次先送りを「選択肢としてある」と明言。定額減税をめぐっても、同党の笹川尭総務会長が30日のテレビ番組で「緊急的なことだから、債券を出しても仕方ないと思っている」と述べ、財源確保には赤字国債の発行が不可避との見方を示した。

 11年度までのPB黒字化目標も、消費税増税など税収増のめどは依然立っておらず、達成の道筋が描けていないのが現状だ。伊吹財務相は就任直後の5日、目標維持の必要性を認めながらも「今の景気や税収からすると非常に難しい」と述べている。
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新党「改革クラブ」を結成した渡辺秀央参院議員ら4人は29日午後、東京・永田町の憲政記念館で記者会見し、活動方針や役職を発表した。代表に渡辺氏、幹事長に荒井広幸参院議員が就任した。一方、新党に参加する予定だった民主党の姫井由美子参院議員は同日夜、党本部で会見し「(改革クラブが)自民党による民主党切り崩しの受け皿と分かった」として、新党への不参加を表明した。

 これにより、新党は渡辺、荒井両氏と大江康弘、松下新平両氏の4人でスタートすることになった。政党助成法は、国会議員が5人以上いることを政党交付金支給の条件としており、改革クラブには交付金は支給されない。

 改革クラブは活動方針で「各党会派の議論をかみ合わせ、国民のための架け橋になる。(政策の)答えを出せるよう努める」とし、与党とも連携を図っていく姿勢を明確にした。


「これまで通り民主党参院議員として頑張ります」-。新党「改革クラブ」への参加を表明していた姫井由美子参院議員(49)は29日夜、民主党本部で記者会見し、新党参加見送りを表明。民主党に提出していた離党届は撤回した。同日午後、渡辺秀央元郵政相らが開いた新党旗揚げ記者会見をドタキャン。姫井氏の裏切りで、改革クラブは5人以上の国会議員所属を前提とする、政治資金規正法上の政党要件を満たさぬことになり、発足早々に頓挫しかねない情勢となった。

 菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院会長。党の重鎮に囲まれて会見に臨んだ姫井氏の目は、泣いていたのか充血していた。

 「私の言動によってご心配やご迷惑をおかけした方には、心からおわび申し上げます」一連の流れを謝罪する姫井氏。だがわずか1日で離党~結党~やっぱり復党、と揺れ動くドタバタぶりは何だったのか。

 姫井氏はこの日、新党「改革クラブ」の結党会見に出席するため午前11時に東京駅に到着。昼食後、新党の渡辺代表と連絡を絶って菅氏らと会い、説得を受けていたという。

 裏切られた形の渡辺氏によると、姫井氏はこの日「テレビに映るから」と美容師をスタンバイさせるほど結党会見に熱を入れていたという。しかし結局、姫井氏は菅氏らの話に応じ、民主党復党に傾いた。

 だがあまりの展開の早さに報道陣からは「理解できない」「今日、何があったのか」との質問が殺到。「(新党結成は)民主党幹部も納得していると聞いていた」「自民党による民主切り崩しの受け皿ということが(今日になって)分かってきた」と姫井氏は苦しい説明を繰り返した。

 「それでも意味が分からない」「有権者にどう説明するのか」と止まらない報道陣の集中砲火に姫井氏の顔色は真っ赤に。「政権交代につながると思った」「初心に帰って民主党内で参院改革をしていく方が有権者のためになると判断した」などと渡辺氏らにだまされていた、という立場を強調。姫井氏は昨年の参院選直後、元高校教諭の男性に不倫写真を暴露された際も「私は政治家だから誰とでも写真は撮る」と通常ではまかり通らない言い訳で疑惑をかわしてきた。

 「今までは大きな政治判断をする機会に恵まれなかった。今後は熟慮して時に先輩方のアドバイスをいただき、道を踏み外さないような行動を取っていきたい」この日の会見を独自の論理で締めくくった姫井氏。“ぶって姫”は菅氏らを置き去りにしたまま、足早に会見場を後にした。


福田改造内閣は2日午前、皇居での閣僚認証式を経て正式に発足した。福田康夫首相は「安心実現内閣」などと自画自賛しているが、自民党内の「上げ潮派」を一掃して増税路線に踏み込んだうえ、党役員や閣僚に郵政造反組を起用するなど、小泉純一郎元首相の改革路線を全面否定した。今後、党内に分裂含みの火種を残しそうだ。

 「改革反対、官僚大好き、増税大好きといった面々だ。これで自民党は次期総選挙でどんな改革の旗を立てるつもりなのか。残念だが、日本経済はますます悪くなる。これから自民党は分裂含みだろう」

 小泉路線の牽引役を務めた竹中平蔵元総務相は1日夕の報道番組で、こう語り、「上げ潮派」による巻き返しを示唆した。

 サプライズもなく、自民党8派閥の領袖級をすべて閣僚や党役員で起用するなど、福田首相らしい地味な人事だったが、明確になったのは「脱小泉」路線に舵を切ったことだ。

 現在、自民党内では経済政策をめぐり、中川秀直元幹事長を旗頭とする「上げ潮派」と、与謝野馨経済財政担当相を中心とする「財政規律派(=増税派)」が激しいバトルを展開している。「上げ潮派」は小泉改革路線を継承していた。

 改造直前、永田町では「首相は両派のバランスを取るだろう」(中堅)とみられていたが、改造内閣で起用されたのは、与謝野氏や伊吹文明財務相、谷垣禎一国交相など「財政規律派(=増税派)」だけ。

 「上げ潮派」の中川氏には声もかからず、考え方の近かった渡辺喜美前行革担当相や大田弘子前経済財政担当相は閣外に去った。

 さらに、小泉元首相=顔写真左=の大看板である郵政民営化に反対して一時離党した野田聖子=同右=、保利耕輔両氏が、それぞれ消費者行政担当相や政調会長で起用された。

 かつて福田首相は小泉内閣の官房長官を突然辞めたが、「小泉首相や小泉路線に嫌気がさした」(閣僚経験者)とされ、小泉時代の負の遺産「後期高齢者医療制度」や「格差拡大」が、現在の内閣支持率を押し下げていることに、福田首相の後見人とされる森喜朗元首相らが「小泉路線との決別」を促したといわれる。

 それにしても、今回の人事は評判が悪い。ジャーナリストの上杉隆氏も「こんな布陣でいいのか、という感想だ。組閣当日の株価も下落しており、マーケットも『NO』を突き付けた。政権維持だけ考えた人事。『自民党最後の内閣』だろう」と話している。


福田康夫首相の「女房役」である町村信孝官房長官が、内閣改造で留任する方向となった。2人の不仲や連携不足は公然の事実で、更迭確実とみられていただけに、周囲からは「官房長官を代えないのはサプライズだ」(自民ベテラン議員)との声も。福田首相が町村氏と“離婚”できない理由とは-。

 福田首相は31日夜、町村氏を公邸に呼び、1時間40分にわたって1日の内閣改造に伴う組閣本部設置の段取りなどをひざを交えて話し合った。こうしたやりとりを取材したテレビ各社が同日夜、「町村氏、留任強まる」と相次いで報道した。

 政府関係者は留任報道について、「そんなことしたら(留任が)つぶれるんだよ。福田さんが一番嫌がることだ。つぶしたい新聞はそうやって書くんだろうけど」と不満を述べたが、明らかに留任を意識した発言。加熱するマスコミ報道を“規制する”ような動きまで見せた。

 そもそも、官房長官ポストをめぐっては、森喜朗元首相が1月上旬、福田首相に電話をかけて内閣改造を打診したところ、首相は「やるとすれば、町村官房長官を代える」と述べ、後任に腹心である衛藤征士郎元防衛庁長官をあげたという。

 さらに、与謝野馨前官房長官も、日銀総裁人事が二度も民主党に拒否された今春、「首相が携帯片手に『誰が良いのか悪いのか』と電話しているのはかわいそうだ。官邸や執行部が条件整備、下地作りをしないといけないが、意を尽くしていない」といい、調整能力に乏しい町村氏の“さげまん”ぶりをこき下ろすなど、長官更迭は既定路線とみられていた。

 それにもかかわらず、町村氏が留任の方向となった理由について、永田町事情通はこう解説する。

 「そもそも、首相の出身派閥である町村派では昨秋、町村氏の官房長官就任に伴って、町村氏と中川秀直元幹事長、谷川秀善氏の代表世話人3人による集団指導体制に移行し、事実上、中川氏が仕切っている」

 「町村氏が無役となり派閥に戻れば、中川氏との跡目争いが勃発(ぼっぱつ)するのは必至。中川氏を閣内に入れて町村氏を派閥に戻す案も浮上したが、中川氏には過去の醜聞があり、官邸サイドが決断できなかったようだ」

 町村氏が当選8回に対し、福田首相は6回。官僚出身でプライドの高い町村氏にとって、首相の下で汗を流すポストは苦手といっていい。だが、あまり公言できない理由で、今後も“仮面夫婦”を続けていきそうだ。
 福田康夫首相が内閣改造を巡り、追い込まれている。30日午後、伊吹文明幹事長に迫られ、ジュネーブから31日午後にも帰国する甘利明経済産業相と若林正俊農水相から、世界貿易機関(WTO)非公式閣僚会合の報告を受けた後、ようやく自らの考えを明らかにすることになった。ただ、改めて指導力や決断力のなさを強烈に印象づけただけに、改造の中身次第で福田降ろしの動きが表面化する事態も予想される。

 福田首相は31日夕、内閣改造と自民党役員人事について方針を表明する。首相が内閣改造実施を表明すれば、直ちに公明党の太田昭宏代表に党首会談を呼び掛け、協力を求める意向だ。与党党首会談は8月1日に開かれる見通しだ。

 福田首相は31日配信のメールマガジンで、「首相就任から十カ月を経て、『国民目線の改革』という考え方が浸透し、意識も変わりつつある。取りまとめた政策を早期、確実に『実行』する」と表明。消費者庁創設や社会保障の「五つの安心プラン」、行政経費「無駄ゼロ」の取り組みなどをアピールし、今後の政権運営に強い意欲をにじませた。

 さらに「何をなすべきか、具体的な青写真も出そろってきたという手応えがある」と自信を示し、内閣改造に前向きともとれる姿勢を示した。

 福田首相は8月6日以降、広島市での平和式典や北京五輪開会式などに相次いで出席する予定。このため改造時期は4日か5日が有力視されているが、盆明けの可能性を指摘する見方も与党内には残っている。一方、自民党役員人事については、3日に行われるとの観測も出ている。

 ただ福田首相は30日夜、内閣改造について、「あのー、1週間以上もですね、寝る暇もなく交渉していた2人の大臣が明日、帰国して報告をいただくということですからね。やはり、そういうご苦労というものも考えながら、けじめをきちっとつけるということが必要だと思います」と述べ、改造断行の言質を与えなかった。

 実は改造は閣僚が国内にいなくても可能だ。改造時に通例となっている全閣僚の辞表の取りまとめは法的要件ではなく、首相が電話で辞意を確認しても構わない。つまり、2人の帰国を待つまでもなく改造ができるわけで、「まだ改造を最終決断していないのではないか」(永田町事情通)との見方も出ている。

 さらに、森喜朗元首相が再三、内閣改造を求めたのにもかかわらず、福田首相が無視を続けてきただけに、政府・与党内には「マスコミは昨年末に内閣改造をあおったが、結局なかった。先入観を持って取材しているからそういうふうに聞こえるんだ」(政府筋)と改造実施に懐疑的な声もあるほどだ。

 自民党有力筋の1人は「内閣改造を行えば、福田首相自ら解散・総選挙を行うとの見方が強まるが、そうなれば自民党の野党転落は必至。福田首相はその責任を取りたくないため、改造をためらっていたのだろう」と解説するが、いよいよ「死に体内閣」となるのは間違いないようだ。

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