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福田康夫首相の突然の辞任会見を受けて、自民党は「ポスト福田」の総裁選挙に突入した。

 安倍晋三前首相に続いて2年連続の異常事態だ。

 辞め方もそっくりだった。内閣改造に踏み切ることで続投に意欲を示し、臨時国会召集も決めての無責任な政権投げ出しだった。直前に、今や“鬼門”になった農水省のスキャンダル発覚まで似た展開だった。

 これで「長期政権の後の内閣は短命」という政界のジンクスを定着させ、その短命記録も更新した。

 7年8カ月の長期を誇った佐藤栄作首相の後は、田中、三木、福田、大平、鈴木の5人で10年。平均は2年だった。

 5年の中曽根康弘首相の後は竹下、宇野、海部、宮沢、細川、羽田、村山、橋本、小渕、森と10人で13年。2カ月余の宇野、羽田の2人を除いても平均1年半。この間に「55年体制の崩壊」という戦後政治史の大きな変化も経験した。5年半の小泉純一郎首相の後が安倍、福田の2人で2年。実質的には2人とも1年に満たなかった。どんな歴史の変化が待っているのだろうか。

 本命の麻生太郎氏に続いて与謝野馨、石原伸晃、小池百合子の各氏が名乗りをあげ、石破茂、山本一太、棚橋泰文の各氏が意欲を示した5日朝、TBS系テレビ「みのもんたの朝ズバッ!」に久々の出演。7日朝は同系「関口宏のサンデーモーニング」で、福田首相の辞任の背景、衆院選の行方、解散、総選挙の時期などについてコメントを求められた。

 首相辞任のタイミングは、年末の予算編成などから逆算し、民主党の代表選挙に自民党の総裁選挙をぶつけて盛り上げ、少しでも総選挙に有利になるようにとの思惑があったことは間違いない。

 ミエミエと批判されようと、総選挙で敗れればわずか2、3カ月の超短命な総理、総裁になりかねない。自民党が政権を失い“空中分解”さえ想定される文字通りの「背水の陣」「がけっぷち」の総裁選挙になった。

 このため一気に派閥横断で候補者擁立という乱立に転じた。

 こうした動きの背景には、危機感のほかに、本欄でもしばしば指摘してきた派閥の弱体化がある。

 派閥はグループのリーダーを首相にする権力闘争の基盤だった。「ポスト佐藤」にはいわゆる「三角大福中」、「ポスト中曽根」には「安竹宮渡」と呼称される有力候補がいた。「ポスト小泉」の候補者には衆目の一致するリーダーはいない。自民党の弱体化と同時進行の現象だ。

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