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自民党の石原伸晃元政調会長(山崎派)は4日朝、総裁選への対応について「わたしは麻生太郎幹事長とはウイングが逆だ。そういう立場で物を言う機会をつくらないといけない。20人(の推薦人)がやりましょう、といってくれたときに皆様の前で話をすることができる」と述べ、20人の推薦人が確保できれば立候補する考えを表明した。都内で記者団の質問に答えた。 


福田首相の後継を選ぶ自民党総裁選(10日告示、22日投開票)に向けて、3日、与謝野経済財政相(無派閥)の擁立を目指す動きが明るみに出て、与謝野氏も立候補に前向きな考えを示した。

 既に出馬の意向を表明している麻生幹事長の対立候補として、小池百合子・元防衛相(町村派)の擁立を目指す動きに続くものだ。このほか、中堅・若手にも独自候補の擁立を模索する動きがある。

 与謝野氏に対しては、3日までに、園田博之政調会長代理(古賀派)や後藤田正純衆院議員(無派閥)らが、それぞれ立候補を要請した。

 後藤田氏は3日、記者団に対し、「与謝野氏にぜひ立ってほしい」と表明した。

 与謝野氏を推す議員の一人は「総裁選の立候補に必要な国会議員20人の推薦人のめどはついた」と語った。

 与謝野氏は、社会保障の安定などのため消費税率の引き上げは必要というのが持論で、増税先送りを説く中川秀直・元幹事長(町村派)らを中心とする「上げ潮派」とは立場を異にしている。

 これに対し、中川氏は、構造改革路線を堅持する立場から、小池氏の擁立準備を進めた。中川氏は3日、山崎派会長の山崎拓・前副総裁に電話し、山崎派から小池氏の推薦人を出すよう要請した。

 党内最大派閥の町村派は、今回の総裁選で、派として特定の候補を推さない方針を決めている。

 町村派最高顧問の森元首相は3日、小池氏が立候補表明した場合の対応について、「うちの派から手をあげて出たいという者を、出てはいけないと言うことができる時ではない」と記者団に述べ、小池氏の出馬を容認する考えを示した。

 中堅・若手の動きとしては、河野太郎衆院議員(麻生派)が、総裁選への自らの出馬を目指し、党内の若手議員に対し、支持の呼びかけを始めた。ただ、現時点で立候補に必要な推薦人20人を確保するめどは立っていない。

 若手に擁立論がある石原伸晃・元政調会長(山崎派)は、塩崎恭久・元官房長官(古賀派)、渡辺喜美・前行政改革相(無派閥)らと会談し、「3、4人の候補者が総裁選に出て政策論争を展開することが望ましい」との認識で一致した。


5日間自分革命プロジェクト!


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